2018年4月26日木曜日

「春」は昔、草木が芽を出すことだった。今は「春コミ」に始まるそうだ


漢字「春」の起源と由来
 春といえば「春コミ」から初まるというのが、若い女性のトレンドらしいのですが、この「春コミ」何のことかわからず、調べてみました。
 春は春コミ、ゴールデンウイークはスパコミ、夏は夏コミ、秋はSPARK、冬は冬コミ。このようにスケジュール化していることを言うのは、スケコミではないかと思いますが・・。
 要は「春コミ」といえば、春コミとはHARUCOMICCITY(ハルコミックシティ)のこと。 毎年3月末の日曜日に東京のビッグサイトで開催される。 1日開催としては、最大規模の即売会である。
 ところでこのスケコミが今年から、ややこしいことになるらしい。問題の背景は、東京オリンピックに絡んだ各種行事や準備作業が、イベントで使われてきた東京ビッグサイトに割り込んできているらしいとのことです。

引用:「汉字密码」(P285、唐汉著,学林出版社)
「春」の字の成り立ち」
 春の原本は会意文字である。甲骨文字の左辺は上下に分かれ、「木」の二つの部分である。木の中間に「日」があり、太陽が昇ることを表している。字の右辺は「屯」であり、潜り込んだ根が発芽することを表している。明らかに春の字の本来の意味は太陽の光が強くなり草木が生え出す時期を表している。
 金文と小篆の春は甲骨と比べ字形は均整化されている。上部は草冠、中間は「屯」の字で下部は「日」である。以後隷書の変化を経て今日の字体となり、「草」、「屯」の字は最早現らわれていない。

 しかし「春」は一年の開始を示し、この本義はずっと変わらずにいる。春のような景色は「春色」「春光」といい、春の農繁期は「春忙」といい、30歳になると赤い紙に吉祥の文字を対連で「春联」などなど。古代文学者は大変多くの草木の生長する様を描写して、「春に至りて江南の花自ら開す」「春の到来を人は草木に先んじて知る」「春に至れば人間万物鮮やかなり」など、これらの詩句春に万物が萌出る現象を表現している。
 

「漢字の起源と成り立ち 『甲骨文字の秘密』」のホームページに戻ります。

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